ダチ

そいつは年に1回会えるかどうかの関係だ

最初に出会った時　全然合う奴じゃなかった

出会ってから3年くらいはまともに口もきいたこともなかったんじゃないか

趣味も違うし　性格も正反対

そのまんまお互い社会人になってそれぞれの道へ往った

それから4年後くらい再開する

俺がピンチの時に何故かそいつは無償で救ってくれた

そうそう救える状態にない俺をサラッと

コイツは変人なのか？

そう思った

その後　3〜4年経っても

そのときオレを救ったことを何も言ってこない

相当救えないオレを救った貸しなのに ...

・・・・・・

数年してまたオレは最大のピンチに陥った

そしてその時に救ってくれたのは　またそいつだった

何の保証をかけることもなく

何の疑いをかけることもなく

・・・・・・

今日そいつと話した

現実的に　リアルに　これから仕掛けるプランを

そいつは ... 第2の人生プランが楽しみだな ... 期待してるよ ... と

貸しのことなんか微塵も触れずに

気っ風のいい男だ

オレがオレらしく生きていくことをサポートしてくれている

助かっているよ

・・・・・・

死んだと思った瞬間に出会えたヤツは

オレの一番のダチだろう

起死回生の時を待ってろよ！