ウツクシキモノ
美しいものなんて考えた事もなかった
勝つか負けるかの利己主義の教育の中で生きてきたし
白黒ハッキリさせる環境を求めた多感な青春期には
ウツクシキモノへの感性は欠乏していたのは確かだった
20代に入っても根っこはあまり変わらなかったなと今では思う
メジャーレコード会社やインディーレーベルから毎月聞ききれない程の新作CDが届き
HIPHOPを中心に洋楽邦楽問わず音楽は常に耳元にあった
でも 表現に対する物差しは狂っていた時期だったかもしれない
30歳になった年に「ウツクシキモノーAI」の曲に出会った
この頃は会社をたたんで再起を計ってた頃だった
20代が群れた猛獣だとしたら30歳のこの時期は孤高の狼だった
自分との闘いに感性も研ぎすまされていただろう
AI-ウツクシキモノ
この映画は知らない
AIの歌が素直に好きになれた
ウツクシキモノを美しいものだと素直に感じとることが出来た
どんな音楽にハマっていたかによって
自分の当時の精神状態のようなものが浮き彫りになってくる気がする
音楽って自分にとってそんなようなものなのかな
もう1人の自分を映し出す鏡のような
その時どんな事を考えたり思ってたのかなってのは
当時聴いてた音楽から回想できることが多い
どんな曲がCLASSICになるのかは 当時の自分の状況によるだけだと思う
だから いつでも 音楽は 自分を照らしている灯台のようなもの
どう映るかは自分次第
どう映ろうが全て自分なので
どれもこれもCLASSICになっちゃうよねっw
意味ワカランイリュージョンになってきている気がするので
ここらでカット(=_=")
ウツクシキモノを美しいと感じた当時の心の有り様を
忘れないようにしよう
好きなことを好きと
愛しい人を愛していると
感じられる感性を
少しずつでも 育んでゆきたい
と思った
じゃ 寝よう... Zzzz