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Sanoの館

ここはsanoの館です。気長にお付き合い所望する!

結婚式の話

ホテルで働いて4年 様々な結婚式に立ち合ってきた中で

 

先日体験したストーリーについて書き記しておこうと思いました

 

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新婦さんの両親卓に2席分の子供席が用意されていました

 

ニャンニャンちゃん(27歳)とグーフーチャン(5歳)と席次表には書かれてあり その席には猫のぬいぐるみが座るとブリーフィングで聞かされた

 

新婦さんが生まれた頃から大切にしてきたぬいぐるみで家族同然の扱いをしてきたので我々も1人の人間同様に接するようにと

 

当然 ニャンニャンちゃんとグーフーちゃん用の特別料理も用意された

 

ちょっと変わった人なんだ .... サービススタッフ全員がそう感じたのは事実

 

と同時にどんな粗相を指摘されるか ... 警戒心が高まった

 

もう1点

 

新婦さんのお父様は再婚されていて元奥様が両親卓とは別席にご参加している

 

お二方とも関係は不仲ですので十分注意するように ... と。

 

複雑な披露宴になる事はキャプテンはじめスタッフ全員が覚悟した

 

経験豊富なサービスマンを両親卓に配置し 料理とドリンクのケアを徹底し 卓上クリーンナップから1つ先に気付くケアを心がけてサービスした

 

時間通り披露宴は進行してゆき 新婦様からの手紙 両親への花束贈呈 謝辞 といった具合に予定通り和やかな宴席は幕をおろした

 

そして新郎新婦が先に退場し 参列の皆様もご退場する時間が訪れた

 

新郎新婦とご両家の両親とが一緒になって記念品を配りながら会場出口で参列者をお見送りする

 

拍手隊が最後のお祝いを興じ 上司や友人の皆さんが退場してゆくなか

 

新婦さんのお父様の元奥様が退場してきた

 

 

私たちスタッフはこれまで通り拍手にてお迎えしていた

 

新郎新婦のお二方も他の参列者同様に引き出物とお花を手渡そうとした時

 

新婦のお父様が新郎新婦の前へでて元奥様へニャンニャンちゃんを手渡した

 

元奥様もそれを微笑みながら受け取り 隣にいた新婦様の肩を少し撫でて帰っていった

 

 

新婦様は27歳でした

 

新郎様と出会ったのは22歳の時で最初にプレゼントされた品がグーフーちゃん

 

だからグーフーちゃんは今日で5歳だったのだ

 

ニャンニャンちゃんは新婦様の全てを知っていて

 

プレゼントしてくれたのは元奥様であるお母様だった

 

辛いときいつも新婦様を支えてくれたニャンニャンちゃんは今日をもってお母様のもとへ帰っていった

 

それを授けたのはお父様だった

 

言葉にならない気持ちがつまっていたのは誰の目にも明らかだった

 

 

結婚式って 色々なストーリーがつまっているのだな

 

その現場に立ち合えて最高の場にしようと懸命に挑めた瞬間でした

 

結婚式は新郎新婦だけじゃない

 

参列する 参加する 客演する 全ての人の節目でありドラマが存在する

 

この仕事やっててよかったなとおもえました